キャンプ歴そろそろ1年!今まで買った焚き火台を晒してみる

焚き火台

皆さんはどんな焚き火台を使っていますか?

焚き火をする時間ってキャンプの中でもハイライトみたいな瞬間なので焚き火台に拘る人も多いんじゃないかと思います。そんな僕もキャンプを始めてからそろそろ1年が経とうとしていて、なんだかんだで色んな焚き火台を使ったなぁと思い返してます。

この記事では、僕がこの1年間で買った全ての焚き火台を紹介していこうと思います。

中には今は殆んど使っていなかったり、使ってないけどいつも道具箱には入ってるような焚き火台もあります。何を考えて購入して、どのような理由で使わなくなったのか?僕の体験談がこれから焚き火台を買おうかなと思う人の参考になれば幸いです。

UCO グリル&ファイヤーピット

記念すべき焚き火台1号はUCOちゃんのグリル&ファイヤーピットです。色々なサイズが出てますけど「27175」ってやつで奥行き33cm、幅25cmのソロサイズ。何故これを選んだかは残念ながら覚えて無いんですが、キャンプを始める前にYouTube動画を見て買った気がします。

何故かキャンプと言ったらこの焚き火台っていうイメージを持ってた記憶があります。

買ってよかったと思うところ

組み立てが簡単

コイツの良い所は組み立てが簡単なこと。バッと開くだけなので組み立てというより展開ですね。10秒もあれば設置できるのが便利です。この後ピコグリルモドキとかウッドストーブが出てきますが、多少の組み立て時間が掛かるのでコイツの手軽さには勝てないです。

どっしりと大きな薪を燃やせる

コイツは横幅が広いんで市販の薪も放り込んで燃やせるのが良いです。あとボディと足の造りが堅牢で、沢山の薪をくべても歪んだり底抜けの心配がありません。

ゆとりを持って調理できる

奥行き&幅に余裕があるのでスペースに余裕をもって焚火調理ができたり。ご飯を炊きながら汁物を作ったり、肉を焼いたりできる。結構大きくて頑丈な網が最初から付属しててメスティンを置いたりスキレットを並べて置いてもビクともしないので良かった。

堅牢な割にコンパクト

ピコグリルとかB6サイズには及ばないけど、堅牢な作りの割にはコンパクトに収まる。実際に折りたたんだらA4サイズくらいになる。最近使ってなかったのでアレだけどホムセンのポップアップバッグにも入るので携帯性はまあまあ良い方だと思う。

ちょっと微妙なところ

僕の動画見てる方は分かると思うんですけど、残念ながらあまり使ってないです。

火起こしが難い

僕も人のこと言えませんが、初心者にはちょっと火起こしが難しい焚き火台かと思います。と言うのも、底が平らではなく谷になってるからです。平なら細かい枝で井桁を組んだり枕木を置いて三角に立て掛けて積むことができるんですが、UCOちゃんだとそれが出来ない。太い薪を下に敷けば良いんですけど、それでも水平な面は狭いです。

火力調整が難しい

横から薪を投入できないので、調理中にちょっと薪を追加したりするのが難しい。網やスピットを乗せていたら一回取り外さないといけない。あと、谷形状になっているので平置きで積み重ねるようにしか組めない。空気の通り道を作るように重ねたりするのがやり難い。焚き火が下手だとすぐ消える。

炭火&中級者以上向け?

結構ディスってしまったけど、キャンプ駆け出しで焚火に慣れてなかった時に使っていたせいか、苦戦した記憶ばかりあります。でも、今使うとしたらしっかり薪をくべて熾火を作って調理したら凄く使いやすい焚き火台なんじゃないかと思っています。あと、炭火BBQをするなら最高なんじゃないかと思う。今後秋にサンマとか焼くのに是非使ってみたいと思います。

パチグリル

UCOちゃんが少し使い難いなと思って買ったのが某ピコグリルの類似品。中華メーカーから沢山出ているなかの一つを購入してみた。今のところ一番使ってる焚き火台です。

買って良かったと思うところ

携帯性抜群

既に説明の必要は無いくらいメジャーな焚き火台ですが、折りたたんだ時のコンパクトさが優秀です。

A4サイズで面積はそこそこありますが厚みが凄く薄くなるので、いつもバックパックの背に忍ばせてあります。あとペラペラなので無理やり押し込めば多少荷物がキツキツでも収納できます。

大きな長い薪を割らずに投入できる

両側に仕切りが無いので長さのある薪を切断せずにそのまま燃やせるのがとても良い。40cmくらいの薪でもそのままボンと放れるのは無骨感も有って楽しいです。

横から薪を投入できる

UCOちゃんだと「横から薪を足せない」っていうデメリットがあったんですが、ピコグリル型なら何か焼きながら横から薪を放れるので凄く便利です。ちょっと小割を足したいなって思う時ありますよね。そのせいで酔っぱらうと箸を燃やしてしまうという失態を犯すんですがww

すげー燃える

ピコグリル型は両サイドからも空気が入るし、底面にも穴が開いてるので焚火を割と放っておいてもめちゃくちゃ燃えます。僕はよく雨晴キャンプ場に出没するんですが海風が少しでもあれば火拭き棒要らずです。焚き火が下手でUCOちゃんで苦戦してた僕がコイツに乗り換えた一番の理由はこれです。

ちょっと微妙なところ

気付いたらストッパーが外れてる

プレートをフレームに固定しているのが4つの切り掛けだけで、重い薪をガンガン載せていくと気付いたら外れてる。フレーム自体に重さを預けていることもあって直ちに崩落するわけじゃないけど気を付けてないとちょっと危ない。ちなみに外れそうになっても薪が沢山乗ってると直せないので嵩が減ったタイミングでグローブとか薪ばさみで直してます。

スピットが頼りない

クッカーを乗せるときは付属のスピットを使うんですけど、鉄の棒を加工しただけなので強度的に少し頼りない。パワーで直せるけど少しずつ歪んでいく。2つ使っても接地面が狭いので、クッカーを揺すったりする時にズレ落ちないように気を付けてないとダメ。ちなみに今までやらかしたことは無い。チタンプレートが良い感じに置けるので相性が良いかも。

それ以外は結構快適に使えてますね。大分使い込んだので真っ黒に変色してますけど、ガタが来てる感じは無いです。プレートが歪んでもパワーで直せるのも長持ちしてる理由かと思います。

YOLER焚き火台 B6サイズ

いわゆる収納サイズがB6の焚き火台です。YouTubeで『B6君』の動画を見て欲しいなと思ったんですが本物は7000円くらいで、パチモンは2000円しないので、試しに買ってみました。(パチモンばっかり持ってるじゃないかという突っ込みはやめてください)その名の通り折り畳んだ収納サイズがB6なのでとてもコンパクトになります。

買って良かったと思うところ

薪を拾うならGOOD

山とか森林公園みたいに落ちた枝を拾って薪に出来るところならとても使いやすいです。枝をポキッと追って放り込むには絶妙なサイズ感だと思います。実際に琵琶湖の緑地とか愛知の公園とかで枝を拾ってキャンプした時はスーパーの袋1つ分くらい集めれば若干余るくらいに楽しめました。

片付けが楽

焚火台の構造的に灰が外に飛んだり落ちたりしにくくて、ほぼ全部中に堆積していきます。なので、コイツを使う時は焚き火シートを使わずに100均のバーベキュートレイを敷いてました。セリアだったかのトレイがちょうど良いサイズであって、薪が燃え尽きたらトレイに開けて丸ごと燃えるゴミで処理してました。

ちょっと微妙なところ

市販の薪が入らない

B6サイズの焚き火台の最大のデメリットは、市販の薪が入らないことです。ホームセンターとかキャンプ場で売ってる薪はたいてい30㎝~40㎝くらいあると思うんですが、B6サイズだと幅が20cmくらいしかないので豪快にはみ出ます。はみ出てもそのうち崩れて収まるんですけど、薪を投入する度にはみ出るのでなかなか落ち着けません。

薪が収まらないと網が置けない

そして致命的なのは、薪が収まってくれないと網とか鉄板を置けないことです。斜めに置けば出来なくも無いんですが、コの字型なので幅方向に網を置きたくなる。でも薪がはみ出るとできない。はみ出ると火力が偏るし…ちょっと微妙なんです。焚火台というよりグリルとして炭を敷いてじっくり料理するなら良いかもしれません。

ZEN Camps ウッドストーブ

超小型のソロ焚火台。ネイチャーストーブ?ソロストーブと言ったりもするようです。僕はいつも焚き火は昼過ぎからやって、朝はガスを使うことが殆んどなんですけど、朝も気軽に枝を拾って焚き火が出来たら良いなと思って買ってみました。(GENTOS売った金で買ったのは内緒です。)

買って良かったと思うところ

「とりあえず」持っていける

5枚のパネルを組み上げて行くだけの超シンプルな構造なので、収納サイズがとても薄くて小さくなります。これで202g。なので「とりあえず」持って行こうってことでギアボックスやリュックに忍ばせておけます。そのお陰で1回焚き火台を忘れるというハプニングに遭った時ももコイツで代用したことがありました。

空中分解しない

実はウッドストーブは2つ目です。実はZEN Campsのウッドストーブを買う前に1つ本当に安いヤツを買ったんですけど、1回も使わずにいます。何故かというと、組み立て方もサイズ感もほぼ一緒ですが、組み立てた時にパネルの鉤をはめる「ボッチ」が付いてないからです。「ボッチ」が無いと持ち上げた時や移動する時に簡単にパネルが外れて空中分解してイライラします。

それに比べてZEN Campsのウッドストーブは「ボッチ」が付いててカチッとハマるので簡単には空中分解しません。というかしないです。火を扱うし料理を乗せて調理することもあるので途中でバラバラになったら目も当てられませんよね。

ウッドストーブを買おうかなと思ってる方には、買う前に絶対確認して欲しいポイントです。

かっこいい

これチタン製なので、焼き色が入ると青くなるんで見た目がカッコイイです。まぁ使ってる途中は真っ黒なんですけど。地味に気に入ってます。

ちょっと微妙なところ

輻射熱がスゴイ

ウッドストーブは台座が低いので焚火シートを1枚敷いたくらいでは輻射熱を遮れずに芝を焼いてしまいます。僕は2回折り畳んで使いましたが若干芝を焦がしてしまったことがあります。結構厚みがあったので、焚火シートでは難しいかなと思います。平らな石とかミニテーブルとかを使った方が良いと思います。

すぐ燃え尽きる

燃焼効率が凄く良くて、それはメリットなんですけど、じっくり料理するのには向かないです。長い時間火力を確保して料理しようと思ったら常に薪を投入していかないとすぐ燃え尽きます。しかも薪を投入すると素晴らしい火柱が上がるので、熾火でじっくり…な調整は難しいと思います。お湯を沸かしたり、ベーコン焼いたりするくらいの時間なら使いやすいと思います。

細い薪が必要

ご覧の通り小さいので、市販の薪を使うならかなり細かく割って、さらに折ってあげないと投入できません。正面の窓から太い薪を投入することもできるんですが、それだと薪が燃えるについれて火が外にも出るので下が草地なら燃えないような工夫が広範囲で必要になります。僕の場合手前に薪を置いて枕木にして小割を投入してました。

焚火を愉しむだけなら上から投入すれば良いんですけど、料理する時は上が塞がっちゃうので、結局正面から薪を投入することになります。思いっきりはみ出るので使うなら注意してくださいね。

今、買うとしたらどんな焚き火台?

今まで買った焚き火台をすべて紹介してきましたが、皆さんどうだったでしょうか?

ここまでの1年のキャンプを振り返って、もし僕が今新しい焚き火台を買うとしたら、たぶん次の点で選ぶんじゃないかなと思います。

  • 市販の薪のまま置ける(切断は大変)
  • 底が平らで広い(火起こしが下手)
  • 井桁を組むことができる(火起こしが下t…)
  • 鉄板を置いてもグラつかない(どっしり料理したい)
  • 折り畳んだらA4サイズくらい(やっぱ携帯性!)

そんな焚き火台あるのかどうか分かりませんがっ!今のところToyko Campが良いなと思ってたりします。

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亀ちゃんの外あそび

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『こんな田舎出て行ってやる』と一度は富山を出たものの、その魅力を再認識しUターン移住した管理人が、富山のアウトドアライフに関する知識や情報を発信しているブログです。

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