冬キャンプの防寒着を登山のレイヤリングを参考に考えてみた

雪中キャンプ

最近めっきり寒くなってきましたね。

これから冬キャンプのシーズンになっていくわけですが、どんな格好でキャンプしようか悩んでる人も多いんじゃないでしょうか?

そんな僕も昨シーズンは天気の良い太平洋側に住んでたので、適当にスウェットとかジャケットを着込んでカイロを貼るだけで乗り越えられたんですが、今年は一応雪国の富山に住んでるので何かしらの防寒対策が必要だなと思っていたところです。

でも、防寒グッズもやっぱり高いですよね。特に有名どころのダウンジャケットだと1着で5万円超えとか、ちょっとニートの僕には手が出ないので、ユニクロとかワークマンとか手頃な物を駆使して何とか乗り越えてみようかなと色々考えています。

同じような方の参考になれば幸いです。

冬山登山の「レイヤリング」を参考にしてみる

タイミングよく最近低い山を登ったりトレッキングを始めたりしていて、その関係でYouTubeのお勧め動画に出てくる「冬山登山」の防寒対策動画を見たりして色々ヒントを得たりしてます。

その中でも「backcountry 穂高」さんの「【極寒】体感温度-60℃でも快適な冬山登山のウェア」という動画を見つけて凄く勉強になりました。

サムネと概要欄に載せておきますので、ぜひ見て頂きたいんですけど。

この動画では「レイヤリング」という重ね着術を駆使することで、体感温度-60℃極寒の冬山でも快適に登山出来る方法と、「どんなものを重ね着すべきか」を分かりやすく解説されてました。

詳細は実際にbackcountry穂高さんの動画を見て欲しいんですけど、ザックリと内側に着こむものから紹介していくと

①アンダー1⇒メリノウール素材を着る
②アンダー2⇒ポリエステル素材を着る×3枚
③中間着⇒フリースジャケットを着る
④防寒着⇒ダウンジャケットを着る
⑤オーバージャケット⇒ゴアテックスを着る

これで、気温-30℃、瞬間風速30m/sの体感-60℃でも快適で冬山登山が出来るらしいです。

なるほど、なるほど、と。

ヒートテックを着て、スウェット着て、カイロ貼って、ジャケット羽織ってた僕とは多い違いです。

やっぱりエクストリームな環境で快適に過ごす技術に関して言えば、登山はキャンプの完全上位互換というか、本当に勉強になるなと思いました。

目ん玉飛び出るくらい高い!

冬山登山の真似をすればどんな過酷な冬キャンプ、雪中キャンプでも快適に過ごすことが出来る!と思って、ひとつひとつのウェアを調べてみたんですが…

なんと、『目ん玉飛び出るくらい高い』んですよね(笑)

全部調べた訳じゃないですけど、たぶん動画に登場するもの全てを揃えると…恐らく2~30万円くらい掛かるんじゃないかと思います。しかも『最低限必要』というレベルなのでビックリです。

インナーウェアひとつとってもメリノウールの上等なインナー上下で計2万円くらい行っちゃうわけで、ニートキャンパーの僕にはとてもとても手が出ない代物です。(それなら薪ストーブ買っちゃう)

でもまぁ、この値段は当然で、目的が『体感温度-60℃に耐える』ことであるからで、普通なら命の危険、身の危険に晒される極限状態を快適に過ごすための装備ならば『ちゃんとした物』を揃える必要があるわけです。

目的は『キャンプ』です

ただ、僕の目的は富山県での『冬キャンプ』『雪中キャンプ』なので、ココまでの物を揃える必要はないはずです。

富山県は日本一湿度が高い地域なので、平野部は真冬でもビックリするほど気温が下がることはありません。一般的なキャンプ場がある地域なら真冬でせいぜい-2~3℃、極稀に-5℃に行くかどうかです。

もちろん立山に近い馬場島とか冷夕谷みたいな冬季閉鎖される場所ではなく、通年営業してるキャンプ場があるような地域での話です。ちなみに富山で通年営業している閑乗寺キャンプ場で標高300m、浜黒崎キャンプ場は海抜1mです。

それに比べて富山県から割と近い岐阜県荘川の六厩(むまや)、本州で一番寒いと言われることもある地域ですが、毎年-20℃くらいになるらしいです。去年雪中キャンプをした荘川一色の森キャンプ場(標高1000m)は六厩の近くなので、今年雪中行く時は気合入れて行かないとダメだなと思っています。

似たような物を試してみよう

ということでハイエンドな登山用品は買えないけど、似たようなモノで安価なモノを同じように着込めばある程度の防寒対策が期待できるのではないかと考えました。

そこで立ち寄ったのがウニクロとワークマン。

実際買ったみたんですけど、色味が地味でオッサンみたいだなというツッコミはやめてください(オッサンです)

①アンダー1⇒ユニクロヒートテック
②アンダー2⇒省略
③中間着⇒ユニクロ・フリースジャケット(2000円弱)
④防寒着⇒ユニクロ・ウルトラライトダウン(5000円弱)
⑤オーバージャケット⇒ワークマン・イージス(5000円弱)

*参考にする場合はご自身がキャンプする地域の標高や気候を加味してください。

こんな感じの布陣です。

やっぱ重ね着の良いところは暑かったら脱げる、寒かったら着れることだなった思いますよね。

アンダー:ヒートテック

1個ずつ見ていくと、まずはアンダーはヒートテック的な奴です。厳密にはこれヒートテックじゃなくてBVDなんですけど。

本当は一番内側のアンダーは吸湿速乾性と保温性が高い『メリノウール素材』が良くて、綿素材のヒートテックは適して無いそうです。綿だと汗を吸収捨ても乾きにくいので、設営とかで汗をかいちゃうといつまでもベッタリとした感覚が残って体温を奪てしまうようです。

なので、汗をかいて不快だったらワークマンのメリノウールTシャツ(980円)に変えてみようかなとも思ってます。ちなみにウールだと人によってはチクチクが気になるみたいです。僕はズボラなので気になりません。

中間着:ユニクロのフリースジャケット

中間着としてはユニクロのフリースジャケット。

中間着の目的は『保温』だそうです。なので、蒸れを防げて温かさを保てるフリース素材がおすすめだそうです。

これも動画に出てくるPatagoniaのやつは1着で2万円とか行っちゃう。とても買えないので、まずはユニクロでやってみます。Patagoniaじゃなくてもmont-bellとかだと1万円弱でフリースジャケットがあるのでユニクロ嫌だなって方は探してみてはどうでしょう。

値段が高くなるにつれて薄手で動きやすく高機能になるような気がします。

防寒着:ユニクロのウルトラライトダウン

ユニクロと言ったらウルトラライトダウンですね。

目的は『防寒』なんですが、ダウンは空気の層を作ってくれるので、外の冷気を遮断してくれます。

これ実は元々持ってて、冬場外仕事してた時に着てたので最近ずっとタンスの肥やしになってたんですけど、薄手なので『レイヤリング』に丁度良いなと思って引っ張り出してきました。

中間着のフリースと違って畳むと凄く小さくなので、着たり脱いだりが苦にならいんじゃないかと思ってます。

オーバー:ワークマンのイージス

で、一番外はワークマンのイージスです。

最近ワークマンて本当に激アツですよね。昨シーズンも一番外に着てたのはワークマンのイージスでしたが暖かくて丈夫で気に入ってます。

まぁ『地味でダサい』と言われてしまうかもしれません。正直、普段着てるようなジャケットとか着ても良いんですけど、やっぱキャンプって設営したり巻き割ったり焚き火したりするわけで、特に火の粉が飛んでくるとダウンだと秒殺ですよね。

土とか炭で汚れやすかったりするので、一番外に着るオーバージャケットは細かいこと気にせず使える物が良いんじゃないかなと思ってます。

ちなみに、個人的には『普段着はキャンプで使いたくない派』です。焚き火したら臭くなるし、匂い取れないし、自宅で不意に着た服が焚き火臭かったら萎えませんか?僕はちょっと萎えるので、キャンプとは完全に分けてます。

アウター②はどこ行った?

今回、冬山登山の動画で言う「ポリエステル素材のアウター×3枚」を端折ってます。

これは面倒くさいっていうのもあるんですけど、まぁキャンプなので下に3枚も重ね着する必要は無いだろうと思って端折ってます。

それに僕の場合冬キャンプで『徒歩』は想定していないので、ギアボックスや車の中に毛布や雨具を入れておけますよね。コレだけ着て寒かったら僕の場合はもう『ホッカイロを貼る』つもりです。

ボトムスは?

ちなみに下については昨シーズンからあんまり変わってないです。

まぁ普段の生活でも上に比べて重ね着する枚数って少ないですよね。僕も真冬に外仕事してた時は下にヒートテックを1枚着るくらいで、上半身に比べて寒さには強いんじゃないかなと思っています。

まぁでも折角なので少しだけ投資しました。

①インナー:ユニクロのヒートテック
②パンツ:ユニクロのヒートテックウォームイージーパンツ(3990円)

こんな感じですね。

ユニクロのウォームイージーパンツ、そんなに高く無いんですけど内側がちょっと起毛になってるし、なんとなくアウトドアっぽいし出番が待ち遠しいです。

まぁ、余程のことが無い限り大丈夫だろうと思ってます。

寒いより暑い方が良い

と言う事で、今年の冬キャンプで試そうと思っている格好でした。

使用した実績が無いんですけども、昨シーズンの反省と、富山の湿気、気候、標高を鑑みるとキャンプする程度なら暑すぎるくらいかな?と思うんですけど、冬は寒いより暑い方が良いと思います。暑いのは脱げばいいけど寒いのはどうにもなりませんからね。

繰り返しになりますが、車キャンプになると思うので車には当然ブランケットとか雨具を積んでいきます。

また、参考にするにしてもご自身の地域の平均気温とか標高とかを加味していただければ幸いです。

亀ちゃんの外あそび

亀ちゃんの外あそび

『こんな田舎出て行ってやる』と一度は富山を出たものの、その魅力を再認識しUターン移住した管理人が、富山のアウトドアライフに関する知識や情報を発信しているブログです。

関連記事

最近の記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP