こんにちは!亀ちゃんです。
これからのキャンプシーズン、『今年こそ徒歩キャンプにチャレンジしたいな!』と考えている方もいらっしゃると思います。
暖かくなれば防寒着や寝袋も小さくて済みますから、徒歩キャンプのハードルがグッと下がってチャレンジしやすくなります。そして、何より徒歩キャンプはオートキャンプとはまた違った景色が見えたり発見があって楽しいです。
なので興味がある方は是非チャレンジして頂きたいですが
徒歩キャンプの疑問
・何から始めたら良いのか?
・どうやってキャンプ場を決めたら良いのか?
など、分からない方もいらっしゃると思います。
そこで、この記事では『徒歩キャンプのはじめかた』と題してキャンプ場を決める所からパッキング、○○を初めての方にも分かりやすいように解説していきます。
キャンプ場を決めよう
まず最初に行き先となるキャンプ場を決めましょう。
行き先が決まっていないと移動時間が分からないし、『何を、どれだけ、どうやって持って行くか』が決められません!
なのでまずは行き先を決めます。
行ったことあるキャンプ場が理想
じゃあ何処行こう?とGoogleマップに日本地図を表示させて憧れのキャンプ場に飛ぼうとしてませんか?
少し落ち着きましょう。ウキウキする気分も分かりますが、もし初めての徒歩キャンプなら『行ったことがあるキャンプ場』もしくは『家から近いキャンプ場』がお勧めです。
やはり徒歩だと何かトラブルがあった時に出来る対処が限られます。怪我もそうですけど大雨に降られた、荷物を無くした、盗られた、身の危険を感じた!そんなアクシデントがあった時、普段行き慣れてるキャンプ場の方が良いです。女性だったら無料キャンプ場や野営地より管理人さんがいるキャンプ場の方が何かと安心かもしれません。
あと、キャンプ場を決めた後移動手段を考えるわけですけど、行ったことあるキャンプ場ならGoogleMapのルート検索に対して『いやいや、この坂道を徒歩で登るのは無理だろ』とか判断できるわけです。行ったこと無かったそんな落とし穴に気付きませんよね。
僕も最初の徒歩キャンプデビューは家から10㎞ちょいの何回も行ったことあるキャンプ場でした。何かあったらタクシーを呼んで帰れる距離です。土地勘もあります。
最初は行き慣れたキャンプ場に徒歩で行っても楽しいの?と思いましたが、楽しいです。普段車で行く時とは違った景色が見えたり、小道を歩いたり、最高でした。
と言う事で、まずは何かあった時に手詰まりにならないようなキャンプ場をお勧めします。
チェックインの場所を確認しよう
徒歩キャンプの候補を探す時は受付の場所を確認しておきましょう。
見落としがちなトラブルなんですけど、『キャンプ場の受付がキャンプ場に無い』ことが時々あります。しかもそういうキャンプ場に限って車で移動しないと厳しいほど離れてたりします。
特に市営、公営のキャンプ場は要注意です。
富山だと上和田緑地キャンプ場とか受付からキャンプ場まで3kmも離れてるし、富山に限った事ではなく、前に住んでた愛知県でも市営の聚楽園公園キャンプ場は受付から2kmも離れてます。
これ、単純にキャンプ場までのルートをGoogle Mapで検索すれば駅が近くにあって徒歩キャンプ候補に挙がりそうなキャンプ場ですけど、受付がめっちゃ離れてると事情が180°変わって、『聞いてない!』と。徒歩では厳しい部類のキャンプ場になっちゃうので抜かりなく調べておきましょう。
移動手段を考えよう
目的地となるキャンプ場が決まったら、移動手段を考えましょう。旅行好きとしてはこの瞬間が一番楽しいカモしれません。僕も大好きで無駄に検索しちゃいます。
ここで皆さん御用達のGoogleMapの登場です。
徒歩キャンプで使うのは電車、バス、タクシーが選択肢になると思いますが、理想的なのは電車だけでキャンプ場の徒歩圏内に移動することです。残った距離はバスやタクシーを駆使して歩く距離を少なくしていくイメージです。
徒歩キャンプでは、よほどULキャンパーでなければ20kg前後の荷物を背負うか引っ張るかで持って行くことになります。あまり徒歩の距離が長いと移動が辛いので、利用できる公共交通機関は洗い出しておきましょう。
実際にやってみよう
では、実際にルートを検索してみましょう。
今回は僕が徒歩キャンプ動画にも上げている富山県の『浜黒崎キャンプ場』へのルートを検索してみます。GoogleMapのルート検索、皆さんも普段使いで慣れてると思いますが、ことキャンプに於いては注意して欲しい点がいくつかあります。
キャンプ当日の日付と時間で検索しよう
注意点の1つ目の点は、キャンプ予定日でルート検索することです。
キャンプ場って田舎にあることが多いので、元々電車やバスの運行本数が少ない上に、曜日によっては本数や時刻が変わったり最悪運行してなかったりすることもあります。現時点とキャンプ当日の検索結果が異なる場合もあるので、必ず当日の日付でルート検索しましょう。
ポイント
簡単なのは『到着時刻』指定です。
僕はキャンプ場にチェックインしたい時間に合わせて検索してます。
帰りの日も調べよう
注意点の2つ目は帰りのルート検索も忘れずにやっておくことです。
理由は同じです。曜日によって運行本数が変わってるかも知れません。特に平日→休日でキャンプする場合は変わってる可能性が高いので注意してください。
ここまで調べてもバスに乗り遅れる奴が居るらしいのでホント注意してください。
旅程を決めよう
ルートが決まったら、次は旅程を決めましょう!
ちょっと前後してしまいますが、ここでお伝えしたいのは『必ずしも宿泊しなくていい』ってことです。何故かと言うと、1泊するかしないかで荷物の量が倍くらい違ってくるからです。
やはり1泊するとなると寝袋が要るし、まだ朝方冷え込む時期なら防寒着も増えるし、食料も増えるし、思ってる以上に荷物が増えます。ちなみにこれはアウトドア用品店の店員さんに聞いた話なんですけど、バックパックで1泊なら50L前後で、重さは15~20kgくらいになるそうです。例に漏れず僕もそれくらいになってます(UL除く)。
15kgの壁
で、徒歩キャンには『15kgの壁』と呼ばれる重量の壁があるらしいです。これ以上軽くする時はかなり厳選するか、チタンとか軽めの装備や工夫が必要です。
僕も一番最近の徒歩キャンプでも15kg後半で切れていません。まぁ超えられないからどうだってことは無いんですけど、15kgは背負うとなかなか重いです。ズッシリ来る重さです。
僕みたいに設営するだけで筋肉痛になるような人だと2~3㎞もあるけば肩が若干痛くなると思います。出来るだけ徒歩の距離を短くしたいっていうのはそういう理由もあります。
デイキャンでも良いんだよ
大きな荷物を背負う自信が無いなぁとか、まだ装備揃って無いなぁと思った方、無理して宿泊する必要はなくてデイキャンプでも楽しいです。むしろ朝からキャンプ場行って酒飲んで泊まらずに帰ってくる方が楽で良いかもしれません。
ちなみに僕の実際の徒歩キャンプ道具について紹介してる動画があるので概要欄にリンク貼っておきます。
「まだ宿泊できるほどの装備が揃ってないなぁ」とか、「担いで行けるほど圧縮出来ないなぁ」と言う人は、まず日帰りで行ってみてはどうでしょう?『あ、これ要るわ!』とか『もっと軽くできるじゃん』みたいなヒントが得られると思いますよ。
荷物について
旅程まで決まったら、実際に荷物をパッキングしてみましょう!
バックパックで行かなければいけない決まりはありません。
スーツケースでもOKです。
デイキャンプなら大き目のトートバッグとか2~30Lくらいのバックパックでも十分だと思います。
そういえば思い出したんですけど夏場なら寝袋要らないんで30Lで1泊の徒歩キャン行ったこともあります。カード出しておきますけどそちらも宜しければ見て下さい。突貫キャンプって感じですけども。
公共交通機関の注意点
ただ、公共交通機関を使う場合は規定で車内に持ち込めないキャンプ道具があったり、持ち込むためには厳重に梱包しないといけない物があります。特に火器、刃物類は要注意です。
これに関しては別動画にまとめているので詳細はそちらで確認して頂きたいのですが。例えばアルコールストーブの燃料用アルコールやオイルランタンの燃料は公共交通機関に持ち込めません。また、刃物は厳重に梱包する必要があります。
実際に罰せらた例があるので『知らなかった』とならないよう注意したいですね。
食料・飲み物
徒歩キャンプで難しいなと思うのが食料と飲み物です。オートキャンプ程多く持って行けないし、持って行くほど嵩張り重くなるからです。
ちなみに僕が徒歩キャンプで持って行くのは2.5Lのmont-bellのソフトクーラーボックスですが、保冷剤を入れると実際に中に入るのは1.5L、500mlのお酒を2本入れたらあとは米とかちょっとした食材しか入りません。
なので、出来れば現地調達するのが良いと思います。キャンプ場の近くにスーパーやコンビニが無いか調べてみましょう。スーパーが無くても『鮮魚店』『八百屋』で調べるとローカルなお店が近くに有ったりします。スーパーで買い物するより人情味に溢れたキャンプが出来たりするのでお勧めです。
駅のお土産屋さんとか、駅周辺のスーパーコンビニで買い出しするのが楽です。
もし当日の現地調達に自信が無いなら前日に買い出ししましょう。
ちなみに僕は米だけ持って行って、ソフトクーラーの中身は酒にパラメーター全振りすることが多いです(笑)これはあまりお勧めできませんけど、現地で探すのが好きです。見つからない場合はインスタント麺とかレトルト食品でも良いです。徒歩キャンプならまた違った雰囲気で味わえると思いますよ。
ゴミの量には注意
ただ、食料調達で注意して欲しいのは、食ったらゴミになるってことです。
オートキャンプならデカいゴミ袋に入れて車の荷台に積んでおけば良いですが、徒歩だとそうはいきません。キャンプ場が引き取ってくれるなら利用すると楽なので、予め調べておくと良いです。
もし引き取りサービスが無いなら、現地調達で大きすぎるトレイとか、大量の生ごみが出そうな物を買うのは止めておきましょう。最悪バックの中で汁が漏れたりして後悔することになります。
ちなみに使ってるmont-bellのソフトクーラーにはゴミ袋を詰めて帰ってくることが多いです。ガンガンに潰して容積減らしてパッキングするようにしてます。
雨具・ビニール袋
僕も未だに難しいなぁと思うのが雨具関係です。
確実に晴れて雨が降らないなら良いんですけど、降りそうな場合や徒歩の距離が長いのなら雨具を持って行きましょう。これがまた嵩張るんですけども徒歩キャンプでずぶ濡れになると悲惨ですよ。
そして、濡れるのは身体だけではありません。テントも濡れてしまうので、その場合は他の道具を濡らさないように大き目のビニール袋を持って行きましょう。セリアに売ってるロール状のやつが便利です。
悪天候だとハードルが一気に上がってしまうので、あまりに天気が悪くなりそうならキャンプ中止にするのも致し方ないかなと思います。
もし、帰りの電車、バスの時間に余裕があったり、本数が多いなら現地で乾燥撤収できたら良いんですけどね。その辺りは臨機応変に楽しみましょう!
救急セット
端折りガチなんですけど、救急セットはオートの時より厳選はしますが最低限の物をコンパクトにして持って行くようにしてます。
容積は圧迫しますけども、大なり小なり何か怪我をする場合もありますから持って行った方が良いと思います。
焚き火ってするの?
次に、徒歩キャンプで焚き火をするのかどうか?ですが、どっちでも良いと思います。
『キャンプ=焚き火』のイメージが強いですけど、焚き火台を持って行くと荷物が増えるので諦めるか、枝を拾ってウッドストーブで火遊び程度でも楽しいです。
僕は…すみません頑張ってでも焚き火台持って行くことが多いです(笑)
なので薪とか炭が売ってて燃え残ったり使わなかったりしてもゴミを引き取ってくれるキャンプ場に行くことが多いです。
さあ!行ってみよう!
どうだったでしょうか!?
まぁ行ってみるまではなかなか不安だと思いますけど、行ってみれば『やればできるじゃん!』と何か冒険心と達成感を楽しめると思います。
この記事が徒歩キャンプに挑戦してみたい方の背中を少しでも押せていたなら嬉しい限りです。
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