皆さんこんにちは。亀ちゃんです。
今日は雨キャンプを楽しむコツについて話していこうと思います。
せっかく楽しみにしてたキャンプの日に雨が降りそう!そんな経験は無いですかね?
キャンプには行きたいけど雨の経験は無いしちょっと不安だなぁとか、そもそも中止にした方が良いのか分からない、そんな方のために雨キャンプの不安を解決するポイントを紹介していきます。
僕は富山県に住んでるんですが、まぁ天気が悪い地域なので僕のキャンプ動画では高確率で雨か雪が降ってます。
そのせいもあってか、悪天候のキャンプはお手の物で、もう普通の雨程度ではビクともしなくなっています(笑)
雨キャンプについては以前、『雨キャンプを快適に過ごす8つのポイント』という動画をアップしましたが、今回は更にアップグレード情報を加えてより詳しく初心者の方でも雨キャンプが快適になるポイントを紹介していきます。
前回の動画と共に是非最後までご覧いただければ嬉しいです!
それでは行ってみましょう!
決行か?中止か?
さて、『雨キャンプを快適に楽しめるかどうか』ですが、僕もどんな悪天候だろうがキャンプを決行する訳ではありません。やっぱり『キャンプを楽しめる』程度の雨じゃないと不快で苦労ばかりのキャンプになってしまうと思います。
なのでまずは『キャンプに行くのか、行かないのか』を判断する必要があります。
僕が判断するポイントとしては3つあります。
①雨が止むチャンスはありそうか?
②風が強すぎないか?
③雨の日が続かないか?
この3つですね。
雨が止むチャンスはありそうか?
まず1つ目は『雨が止むチャンスはありそうか?』ですが、やっぱりキャンプに行ってずーーーと雨が降ってると辛いです。特に設営と撤収の時は出来れば止んでいて欲しいです。
天気予報を見て曇りのち雨とか、雨のち曇りくらいなら雨脚が弱くなった時に設営、撤収が出来るかもしれないので行っても良いかなぁと判断することが多いです。
仮にずっと雨だったとしても小雨とか一瞬だけ大雨なら良いんですが『大雨注意報』とか凄まじい雨が予測されるなら、慣れていない方はキャンプは止めておいた方が良いと思います。
風が強すぎないか?
2つ目は『風が強すぎないか』です。ある意味風は雨よりも厄介です。雨がどれだけ強くてもテントが倒壊する可能性は低いと思いますが、風が強いとほんと危ないし何より怖いです。
特に雨キャンプの場合、雨除けのためにタープを張ったりフラップを張ることになると思いますが風をモロに受けることになるので倒壊のリスクが上がっちゃいます。
風速どれくらいが危ないのか?装備にもよると思いますが僕は雨が降ってるとしたら風速5m以上なら小雨だったとしてもキャンプを諦めると思います。
ちなみに、風速5mは『ちょっと早くこいだ自転車に乗った時に感じる風と同じ』と言いますが、紙のコップや食器が飛ばされたり、地面に広げたタープやテントが飛ばされるくらいで、設営に多少影響のある風です。
雨の日が続かないか?
3つ目は『雨の日が続かないか?』です。
雨キャンプをすると、テントとかタープ、あとは色んなキャンプギアがずぶ濡れになるんですけど、家に帰ってきたらちゃんと乾かしてあげる必要があります。特にテントとタープですよね。
ずーっと濡れたまま放置しておくとカビて取り返しがつかないことになってしまうわけですが、雨の日が続くと干そうにも干せないんですよね。冬とか寒い時期なら良いんですけど梅雨とか夏場は出来るだけ早く乾かしてあげたいですよね。
『こりゃキャンプ行ってもテント干すタイミング無いな』と思ったらキャンプ諦めるかもしれません。
雨キャンプを快適にするポイント
さて、『雨キャンプに行こう!』と決めたからには存分にキャンプを楽しんでやりましょう。
ここからは雨キャンプを楽しむためのポイントを解説していきます。
オートキャンプ推奨
まず、初めて雨キャンプをするなら車を横付けできる『オートキャンプ』をお勧めします。
雨が降ってるなかで荷物を運んだり、時には忘れ物を取りに行ったり、往復するのは地味にストレスになります。
設営個所の近くに車を横付けできれば、ハッチを開けて雨宿りスペースにすることが出来ます。
それにすぐに使わない道具を車の中に置いておけるので、余計に濡れてしまうのを防ぐこともできます。
後からも触れますが、車が近くにあれば最悪車中泊に切り替えることが出来るので、最初はオートキャンプをお勧めします。
焦って設営しない
続いて設営についてです。
色々なポイントがあるんですけど、一番大事なことは『焦らない』ことです。
設営中に雨が降ってるとめっちゃ焦ります。『濡れちゃう~~』みたいな。だから急いで設営しちゃうんですけど、それが良くないです。
僕も経験あって、設営中にゲリラ豪雨みたいのに遭ったことがあるんですけど、いつもなら何でもない設営にミスって水平が出て無かったり、ハンマーで自分の手を叩きそうになったり、怪我のリスクも増えるし、やり直しが発生してかえって設営に時間が掛かったりします。だからまず落ち着きましょう。
じゃあ、どうやったら『焦らない』のか?ですが『カッパを着る』のが一番です。
カッパを着ればもうどんだけ雨が降っても関係ありません。小学生の時に雨の中でもはしゃいで走り回ってたあの頃のような気分で設営を楽しめるはずです。
普段より設営で注意すること
カッパを着たら、あとは落ち着いて設営していくわけですが雨が降っている分、普段より気を付けた方が良いいくつかのポイントがあるので解説していきます。
①タープから設営する
僕はいつもテントから設営するんですが、雨キャンプの時はタープから設営します。
そうすることで『雨宿り』が可能になるので、より余裕を持って設営することが出来ます。そして可能ならば大きめのタープが理想です。『過保護張り』と言うらしいですが、テント全体を覆えてしまうくらい大きなタープが理想だと思います。
②周囲より凹んでいる場所は避ける
特に寝床は周囲より凹んでいる場所を避けましょう。
水はけが悪いキャンプ場だと雨水が流れ込んで水溜りが出来ます。僕も経験がありますが、大した雨じゃ無かったのに窪みの上にグランドシートを敷いてしまって朝起きたら水が染みて幕内の荷物が濡れてしまったことがあります。
もしコットを持っているなら浸水とか関係無いので、より快適に寝られると思います。
③排水溝を掘る
設営後、雨が強くなって雨水が幕内に流れ込んできた場合、外堀を掘って浸水を防ぐことが出来ます。多少水が入るのは仕方ないですけど、出来れば幕内には濡れていないスペースを確保したいです。
僕は小さなスコップを常備していますが、ペグハンマーの反対側で掘ることもあります。
ただ、溝を掘る時はキャンプ場に掘って良いかを確認した方が良いと思います。芝生サイトとか掘ると復帰できなくなっちゃうので要確認です。
不安を感じたら撤退or車中泊
問題なく設営が完了しても、予想以上に雨が強くなったり、予報には無い強風が吹いてきて『これ大丈夫か?』と不安になる事もあります。
もし浸水してどうにもならなくなったり、倒壊しそうになったら思い切って撤収、車中泊に切り替えるのも勇気です。
安全が確保できてのキャンプなので、特にお子さんとか家族とキャンプに行く場合は臨機応変に判断してください。
雨キャンプで何するの?
雨キャンプに行ってはみたものの『何しよう?』と思うかもしれません。
いつもならキャンプ場散策したり、何かアクティビティが出来るかもしれませんが、雨だと幕内に籠るかタープの下でずっと過ごすことになると思います。
雨音を聞きながらボーっとするのも良いですけど、普段のキャンプではしないことにチャレンジしてみるのも楽しいです。
工作系も楽しい
特にお勧めなのは『工作系』ですね。
天候に関わらず黙々と熱中できて良い暇つぶしになります。
僕の場合はワセリンティンダーを作ったこともあるし、無駄にフェザースティックを練習してみたりね。
工作に限らず、普段のキャンプ飯よりも少し凝った料理を作ったりするのも良いですね。『手間がかかる事』を雨キャンプですることが多いです。
もちろん、見たかったアニメを一気見するのも良いんじゃないかと思います。
焚き火しないのもアリ
あと、雨キャンプになると『焚き火するかどうか』って結構迷うんじゃないかなと思う。
焚き火、やっても良いけど、薪が湿気っちゃうと火が付きにくいし、焚き火が近すぎるとタープやテントに穴が開いてしまうし、タープ下だと煙が籠って酷い時がある。あと、焚き火台が雨で濡れるとグチャグチャになって片付けが面倒くさいし錆びる原因になる。
僕は雨キャンプの時は焚き火するかしないかは半々ですけど、気持ち的には折角キャンプに来たら何か『火遊び』したいのがキャンパーかもしれない。
で、僕は最近『炭火BBQ』もアリかなと思ってます。
煙が少ないし、服が臭くならないし、薪と違ってほとんど灰になって片付けが楽だし、雨の日の火遊びには最適かなと思います。タープの下で黙々と串うちして、ちまちま焼きながらお酒飲むなんて最高だと思います。
もちろん、テントの中で籠ってやらないように。一酸化炭素中毒には気を付けましょう。
雨キャンプ道具を快適にする道具
ここからは雨キャンプを快適にするための道具を紹介していきます。
普段のキャンプでは持って行かない物もあるので参考になれば嬉しいです。
大きなビニール袋
雨キャンプで一番の必須アイテムは『大きなビニール袋』です。
撤収の時に大活躍するんですけど、僕は濡れたテントやタープは畳まずにグルグルに丸めてビニール袋に突っ込んで持ち帰ります。その日は乾かすの諦めて後日晴れた日に干すスタイルです。
で、ビニール袋はテントを入れるためだけじゃなくて、濡れてしまったキャンプギアを入れるのにも役立ちます。
特に濡れてしまって道具箱に入れたくなくなるのが、焚き火台とかペグ、ガイロープ、あとは洗ってないクッカー類とか。
流石にテントを入れたビニール袋に焚き火台を放り込むわけにはいかないので、汚れ具合とか種類ごとにビニール袋を分けて持ち帰っています。
ちなみに、セリアにロール状になってるビニール袋が売ってて、これめっちゃ便利です。嵩張らないし、何枚も入ってるし雨キャンプ必須の道具です。
長靴orビーサン
雨キャンプの考え方は2極化するんじゃないかと思います。
『絶対濡れたくない』か『どうせ濡れるから諦めよう』の2パターン。
特に足元ですね。靴下なんかは濡れると不快なので、長靴履いて完全防備にするか、素足でビーサン履くかですね。巻き割る時とかはビーサンだと注意しないとけませんけど、暖かい季節ならビーサンの方が快適かもしれません。
着替え、タオル
雨キャンプに限らずですが、泊数分以上の着替えとタオルを持って行くようにしましょう。
特に下着と靴下は忘れずに。
雨キャンプだと不意にびしょぬれになることがあります。タープに溜まった水が一気に降りかかって来たり、テントと服が振れて思いっきり濡れたり、まぁハプニング的なことが起こるものなので必ず着替えとタオルは持って行けば役立つと思います!
撤収
ドキドキの雨キャンプを無事に楽しめたら少しずつ撤収にも意識を向けていきましょう。
雨キャンプの撤収は雨宿り出来るタープ、テントを最後に片付けることになるわけですが、僕は、雨脚が弱まったり止んだタイミングで使わなくなった物を細目に片付けるようにしています。
例えば朝起きて雨が止んでたら寝具やランタン関係を朝飯前に片付けるとかですね。少しずつ片付けて行けばその後に雨が強くなってきてもスムースに撤収出来ます。
小物が片付いて後はテントとタープだけになったら、またカッパを着こんでドッシリと腰を据えて焦らずに撤収しましょう。余程雨キャンプに慣れていない人でない限り、全く濡らさずに撤収するのは無理だと思います。
濡れた物は大きめのビニール袋にぶち込んで、帰ってから乾かす、拭いてあげるのを忘れないようにしてください。
雨には雨の楽しさがある
いかがだったでしょうか?雨が降ると分かっているキャンプは行く前は気持ちが億劫なものですが行ってしまえば雨なりの楽しさがあったりします。
是非、テントに雨が当たる音に癒されたり、普段よりスローな感じのキャンプを是非楽しんでみてください。
今回の動画は以上になります。この動画が
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