【購入は慎重に】カッコいいが速攻でレギュラー落ちしてしまったギア達

キャンプギア

皆さんは、買ったは良いけど使わなくなってしまったキャンプギアってありませんか?

僕もキャンプ歴半年の初心者ながらそれなりのキャンプギアを買い漁ってきましたが、やはり『買ったは良いけどすぐ使わなくなった』、『時々使うけどほぼ使ってない』ギアがちらほら有って、彼らを眺めては『使ってやらないとなぁ』と憂鬱な気分になっています。

初心者の頃ってYoutubeを見ては『カッコいい!それ僕もやりたい!』と思って衝動的にギアを買ってしまいがちですよね。僕もそうでした。

買った当初は満足するんですが、キャンプに慣れてくると自分のスタイルに合わなかったり、使う手間や労力が見合わず『レギュラー落ち』するギアが出てきてしまいます。

この記事では僕がキャンプに慣れていくにつれて使わなくなってしまったギア&使うのが億劫になってしまったギアを紹介していきます。

僕の独断と偏見による意見も多いですが、少しでも皆さんの無駄な出費を抑えられれば幸いです。

ちなみに僕はワンポールテントのソロキャンプメインなので同じようなスタイルの方に参考になればうれしいです。

レギュラー落ちしてしまったギアと比べて使い続けてる道具については概要欄にまとめておきますので興味があればご覧になってください。

第4位:チタン製の焼き網プレート

見た目が滅茶苦茶カッコよく、『チタン製』のワードに心躍る焼き網プレートです。

僕はキャンプYouTubeの肉焼き動画を見て衝動買いしました。

確かに見た目も響きもカッコいいし、チタンプレートで肉を焼けば間違いなく美味しいです。

ただ、買って1度使ったあとは見事にレギュラー落ちしてしまっています。

理由①『チタン製』にタクティカルアドバンテージは無い

レギュラー落ちしたしまった一つ目の理由は、残念ながら『チタン製』だからと言って普通の網と比べてこれと言って優れた点が無いからです。

あるとすればズバリ雰囲気補正のみ。100%ロマン枠のアイテムです。

チタン=焦げ付かない ではない

別段焦げ付き難いわけではなく、むしろ肉との接地面積が大きいのでジンギスカン等タレ付の肉を焼くと速攻で焦げ付きます。

安い網に比べて、加熱急冷の変形は少ないかもしれませんが、全く反らないわけでもありません。何回か使えば若干の反ります。

チタンでも若干の反りは出ます

つまり、『チタン製』だからと言って何のタクティカルアドバンテージも無いのです。

もちろん、バツグンに薄くて携帯性は最高なのでバックパックひとつで焼肉キャンプをするのであれば便利かもしれません。

ただ、携帯性については100均の網でもそんなに変わらないと思います。

理由②絶対に洗わないといけない

2つ目の理由は、チタン製の網は気軽に使い捨てにできないので絶対に洗わなければいけません。

100均のように安価では無く、1つ数千円はしますからね(^-^;

一生懸命洗ってこんな感じ

夏なら根気よく洗おうとも思えますが、指が悴むほど冷たい水が出る冬では苦行です。

そして焚き火の煤が頑固に付いているのでゴシゴシ網を洗うのが本当に面倒くさい…穴も開いているし力強くかつ丁寧に擦らないと綺麗になりません。

なので僕がチタンプレートを持って行こうとすると

やっぱ100円の網で良いんじゃね?不燃物で処理できるよ?

と誰かが頭の横で囁くわけです。

もちろん、焼き網すらも手を込めてメンテナンスをして、愛着を持って使い続けられる人であれば買って良いギアだと思います。

(僕もチタンプレートに愛着が無いわけではありません)

第3位:B6サイズ焚き火台

次はB6サイズの焚き火台です。

非常にコンパクトに折り畳めるのでリュックの中にも収納できてソロキャンパーの焚き火には丁度いいサイズです。

僕はこれも見た目がメカニカルでカッコよくて衝動買いしたんですが、今では持って行くシーンがかなり限られて出番が少ないギアのひとつです。

理由①市販の薪が使いにくい

市販の薪だと大きくみ出る

持って行くのを躊躇う1つ目の理由は『市販の薪を使いにくい』ことです。

ホームセンターやキャンプ場に売っている薪は長さが3~40cmくらいあるんですけど、B6サイズの焚き火台は幅が20cmほどなので、薪を両断せずに使うと写真のように結構な長さがはみ出ます。

見た目に不安定なのと、コレではハミ出た分に火が回って焚き火台に入りきらないと網を掛けたり調理が始められません。

しかもこの問題は薪を追加する度に起こるので、なかなか落ち着い調理ができません。

無論、薪を鋸で横に切れば良いんですが、市販の薪を全てぶった切るのは大変で現実的ではありません。

枝を拾って焚き火するなら便利かも?

枝を拾って薪にする分には便利

ちなみに、僕がB6サイズの焚き火台を持って行こうと思うシチュエーションは拾った枝で焚き火をする場合です。

つまりキャンプ地に『枝が大量に落ちていそうだな』と思ったら持って行きます。小さな枝なら手で簡単に折れるので、B6サイズでも問題なく薪が収まります。

ただ、手で折れないような太い枝しか落ちていない場合は結局は鋸で切断する必要があるし、予想が外れて枝が落ちていなければ薪を買うしかありません。

そうなると最初から横幅がある焚き火台を持って行った方が楽なんじゃない?っていう元も子もない結論に至ってしまいます。

無論、炭を使うのであれば良いサイズ感だと思いますが、やはり使うシーンが限られてしまう焚き火台だと思います。

第2位:ファミキャンサイズの大きな机&大きな椅子

僕がキャンプを始めたころ『大きな机と椅子が有れば絶対便利だろう!』と考えていたので、まず最初にこの2つを買いました。

ところが、ソロキャンプに慣れてくると大きな道具はめっきり使わなくなってしまいました。

理由①慣れるとコンパクト&ロースタイル化していく

その理由として、ソロキャンプに慣れてくるにつれて道具がコンパクト&ロースタイル化していく傾向があるからです。

キャンパー全員がそうだとは言いませんが、多くのキャンプYoutuberの動画を見ても総じて道具がコンパクトでロースタイル化している動画をよく見かけるのではないでしょうか?

少なくとも僕はそうなっていきました。

  • 大きなテーブル⇒折り畳みローテーブル
  • 大きな椅子⇒ローチェアどころか最近は座布団

こんな風にどんどんロースタイル化してます。

何故かというと、ぶっちゃけロースタイルの方が寛げるし、荷物が小さくなる&軽くなるのが明らかだからです。

理由②寝る時にテント内に入らない

二つ目の理由は防犯上の話になるんですが、皆さんは就寝時に幕内に設営した道具はどうしますか?

僕は就寝時には幕外の道具をテント内に入れてしまいたい派です。

ところが大きなテーブルや椅子だとテント内に入りきらず、外に放置するか片付ける選択肢に迫られます。

周りに誰も居ないキャンプ地なら外に放置しても良いんですが、見渡す限りキャンパーに囲まれるハイシーズンのキャンプ場だったり、出入り自由な公園だと盗難が心配です。

実際にタープが盗まれた、小物が盗まれたという話をよく聞きます。

そして、その『片付ける』とか『テント内に仕舞う』行為がズボラに楽しみたい僕のソロキャンプにおいて億劫になる要素だったりするわけです…

僕の場合、最近はローテーブルと折り畳み座布団の場合が多いので超絶楽チンです。

第1位:TC素材タープ

買ったけど使わなくなってしまったギアの第1位は、ポリ素材に比べると火の粉に強く近くで焚き火が出来るというTC素材のタープです。

僕はパンダTCを使っているのでタープと組み合わせれば超絶カッコいい秘密基地が完成すると思ってパンダタープTCを衝動買いしました。

確かにテントとタープを組み合わせた姿はカッコいいし、綺麗に張れると傍から見て玄人感が出るので多少の優越感に浸れます。

しかし、僕はTC素材の一度使って以降、2度と使っていません。

正確には何度か現場に持って行ったのですが、設営する直前に張るのを止めてしまったことが多く、最近は持って行くことも無くなりました。

理由①とてつもなく重い

持って行かなくなった理由のひとつはTC素材のタープがとてつもなく重いことです。

上の写真、どっちがテントで、どっちがタープだと思いますか?

正解は左がテントで、右がタープですが、テントとほとんど大きさが変わらないのが分かると思います。

理由はTC素材自体が重たいこともありますが、それに加えて適合するポールも太くなるからです。ちなみパンダタープTCは付属のポール込みで約4kgもあります。なので簡単設営なワンポールテントより設営に時間と腕力が要ります。

また、重いせいか説明書には『20㎝以上のペグの使用を推奨』と明記されており、重く長いソリッドステークが8本必要になります。

重い=嵩張る、わけなので僕が持って行かなくなったネガティブ要素のひとつです。

(余談ですが僕は重いTC素材タープをテントと間違えて車に積んでいてヒヤっとした覚えがあります。)

理由②テントとタープを同時に乾かすのが大変

二つ目の理由、これはTC素材のタープに限った事ではありませんが、結露や雨が降ったらテントとタープの2つを乾かす必要があります。

広大な河川敷やフリーサイトなら良いですが、狭いサイトだと2つ広げて干すのは難しかったりします。

実際、車+テント設営でいっぱいいっぱいになるキャンプ場も多いのではないかと思います。

また仮にスペースがあっても風が強くて広げられなかったり、乾かす時間に余裕がなければ乾燥撤収を諦めて自宅で乾かすことになります。

僕の様な賃貸住宅キャンパーは乾かす場所に超絶困るので『乾燥できなかったら嫌だからタープ張るのはやめておこう』とついタープを敬遠してしまいます。

それに、前室が有るテントや、パンダTCのように幕を跳ね上げられるテントの場合、タープを張らずとも直射日光を避けて快適に過ごせるんですよね。

確かにタープを張った方が影の面積は大きいですが、設営の向きや張り方を工夫するだけで解決することが多いです。

衝動買いはダメ。絶対。

今回僕が『使わなくなってしまった』ギア達は、ほとんどが『これは使える』と妄信して衝動買いたものばかりです。

買った時はそのギアをスタイリッシュに使いこなす自分の姿を思い浮かべるかもしれませんが、実際のキャンプに落とし込むと盲点が有ったり、カッコよさだけを見てしまっていることが多い物です。

僕が実際に使ってみて失敗した理由が皆さんの『衝動買い』の抑止に繋がれば幸いです。

亀ちゃんの外あそび

亀ちゃんの外あそび

『こんな田舎出て行ってやる』と一度は富山を出たものの、その魅力を再認識しUターン移住した管理人が、富山のアウトドアライフに関する知識や情報を発信しているブログです。

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