夏のソフトクーラーに限界を感じたのでシマノのハードクーラー『フィクセル・ベイシス 22L』を買ってみた

キャンプギア

皆さんこんにちは、亀ちゃんです。

遂にクーラーボックスを買い替えました。

ずっと使っていたソフトクーラーから釣り具メーカーのハードクーラー『シマノ』の『フィクセル・ベイシス22L』に買い替えたので、何故買い換えたのか、何が不満だったのか、そして、どうしてこのクーラーボックスを選んだのか、みたいな話をしてみようと思います。

僕の独断と偏見な部分もありますが、ちょうど今夏でクーラーボックスを探している人も多いんじゃないかと思うので、特にソロキャンプで1泊2泊するという人の参考になったら嬉しいです。

今まで使ってたソフトクーラー

で、今まで使っていたのはロゴスのデザインソフトクーラー15Lです。

色んな柄の奴が出てるし、手ごろな値段(3700円くらい)だし、最初のクーラーとして使っている人も多いんじゃないかなと思います。僕もキャンプを始めてからずっと使ってました。

ソロならサイズ感も良いし、折り畳んで小さくなるし、軽いし、致命的な不満は無かったんですけど、いかんせん暑さだけにはめっぽう弱いんですよね。雪中キャンプはコイツでも全く問題ないんですけど、夏から秋にかけては保冷剤入れまくっても1泊持たないんですよ。

どれくらい保冷剤入れるかと言うと保冷剤5枚入れるんですが↓

それでも朝には全部溶けてます。

しかも、これだけ保冷剤入れるとスペース圧迫するんで、作れるキャンプ飯とかお酒の量が制限されてしまってストレスになってました。

フィクセル ベイシス 22Lを選んだ

と言う事で、新しく選んだのがシマノの『フィクセル・ベイシス 』です。サイズは22L。カラーはベージュです。

シマノと言えばキャンプ用品メーカーではなくて釣り具メーカーなんですけど、恐らく皆さん

・なぜハードクーラーなの?
・なぜキャンプメーカーではなくシマノなの?
・なぜ22Lなの?
・なぜ「フィクセル」なの?

あたりが気になると思うので順番に説明していきます。

なぜハードクーラーなの?

まず、なぜハードクーラーを選んだのか?ですけど、もちろんハイエンドなソフトクーラーも考えました。

例えば有名なAOクーラーなんかが候補に挙がってました。

実際に使っている人の感想を聞いたり、口コミ見たりしてもソフトクーラーにしては保冷力抜群と聞いてました。

でも、AOクーラーにしなかった理由は、まず一つがなかなか良い値段するってことです。18000円くらいしますよね。で、僕が今回選んだ『フィクセル・ベイシス』は購入時17,700円なのであんまり変わんないんですよね。

あと2つ目は、AOクーラー買うとロゴス使わなくなっちゃうなと思いました。先ほども少し触れましたけど、1泊の冬キャンプみたいな気温が低い環境ならロゴスで全く問題無いんですよ。むしろ軽いしコンパクトだし、ロゴスの方が使い易いんじゃないかと思ってるくらいです。(もしロゴス持ってなくて今から初めてソフトクーラーを買うならAOクーラー買ってると思いますけど)

3つ目の理由は、『ロゴスと併せて使い分けられる』って事です。フィクセルに氷大量に入れて飲み物、ロゴスには食材、みたいな用途に幅を持てるかなと思ってハードを選びました。ソフトクーラーに氷を直接入れるのって染みてしまいそうで抵抗あります。

なぜキャンプメーカーではなく釣り具メーカー「シマノ」なの?

次に、なぜキャンプ用品メーカーではなく釣り具メーカーの「シマノ」を選んだのか?ですが…

キャンプ用品メーカーのクーラーボックスって大きくて重い物が多いと思ったからです。

もちろん全てのクーラーボックスを調べたわけじゃないですけど、一般的に重くて大きくなる傾向があるのは間違いないんじゃないかなと思います。例としていくつか表で表すと

メーカー 品名

容量
(L)

外寸
(mm)
重さ
(kg)

ペット
500m

価格
(参考)

シマノ フィクセル 22 530×300×322 4.2 17本 17,710
YETI ローディ 24 419×387×445 5.8 12本 42,800
FIELDOOR ノーザンクーラーボックス 18.9 340×530×360 7.5 15本 15,700
IGLOO IMX24 22 620×410×410 7.3 17本 19,999

シマノのフィクセルが一番外寸が小さいのに内容量が変わらず軽いことが分かります。

実物が無いので4つのクーラーボックスの性能を比べることは出来ないんですけど、外寸が小さくて軽いというのは僕にとっては凄くメリットが大きくて、車に乗せるのが楽だし、軽四だと小さい方が助かるし、家でも仕舞い易いし、とにかく助かるんです。

ダイワではなくシマノなの?

同じ釣り具メーカーの「ダイワ」もクーラーボックスを出しているのに、なぜ「シマノ」にしたのか?

これは結構単純な理由で見た目です。

ダイワのクーラーボックスはロゴの主張が強い。個人的には控えめが好き。シマノだとまだ控えめ。

そしてシマノの方がカラーバリエーションが豊富なんですよね。グレードによるけど、僕が選んだ「フィクセルシリーズ」ならベージュやグレーが出てる。普段からあまり見た目は気にしない性格だけど、せっかくならサイトに合った色にしたいと思った。

なぜ20Lクラスなのか?

次に、15Lクラスではなく20Lに増やしたのか?

僕のキャンプスタイルは1泊2日が9割なんですけど、15Lだと3食分の食料と飲み物を入れるのがキツイんです。3食っていうのは初日の昼、夜と2日目の朝です。料理を楽しみたい派なので昼調理、夜調理すると次の朝はお茶漬けくらいしか食えないし、そもそも入らないんですよね。

あとは残りの1割で2泊もあるので、そうなると15Lでは完全に足りないので20Lクラスを選んだ。

なぜ『フィクセル』の『ベイシス』にしたのか?

最後に最大のポイント、なぜ『フィクセル』の『ベイシス』にしたのか?特にシマノのアウトドア用クーラーボックス『ICEBOX』ではなく『フィクセル』にしたのか?ココからが本題かもしれません。

当然、ICEBOXの存在は知っていて、僕も気になっていて欲しいなと思いました。カーキとかチャコールとかキャンプサイトに合うカラーが揃ってて凄いカッコいいですから。

品薄で高騰してる

ICEBOXにしなかった理由のひとつは、単純に品薄で価格が高騰しているからです。2022年7月時点で再入荷待ちで、Amazonで見ても定価より数千円高くなってるのが分かる。で僕は今年の夏、今欲しかったんで見送りました。もっと早くから目を付けていれば済んだ話かもしれませんけど。

「フィクセル」と変わらないんじゃね?

もう一つのICEBOXにしなかった理由は、スペック的に『フィクセル』と『ICEBOX』は仕様が同じなのではないか?という疑問です。要するに、色やロゴしか違わないのでは?ってことです。

それぞれ22Lの仕様を並べてみると一目瞭然なんですけど

フィクセルシリーズ

グレード カラー 定価 重さ 素材 外寸 内寸
ウルトラ
プレミアム
64,000
(47,300)
5.7 発泡ウレタン
6面真空パネル
530×300×322 391×211×250
リミテッド 37,500
(26,400)
4.8 発泡ウレタン
3面真空パネル
ベイシス
ベージュ
23,000
(17,710)
4.2 発泡ウレタン
ライト
グレー
19,000
(14,650)
3.7 発泡ポリスチレン

()内はAmazon売価 2022年7月時点

ICEBOXシリーズ

グレード カラー 定価 重さ 素材 外寸 内寸
PRO カーキ 50,000 5.7 発泡ウレタン
6面真空パネル
530×300×322 391×211×250
EL チャコール 29,000 4.8 発泡ウレタン
3面真空パネル
ST サンドベージュ 18,000 4.2 発泡ウレタン
VL ミディアムグレー 14,500 3.7 発泡ポリスチレン

この表見てちょっとビックリしたんですけど、比べてみるとフィクセルシリーズとICEBOXシリーズって定価と色以外は重さ、素材、外寸、内寸、全部一緒なんですよね。

分かります?外寸530×300×322も同じ、内寸391×211×250も同じ、重さも各4つのグレードで全部同じ。素材の構成も全部同じです。

ココまで同じだと、もしかしたら性能も一緒なんじゃないか?というのは憶測の域を出ないんですけど、どうしてICEBOXの方が定価が安いのかな?という点が凄い気になります。

仮にフィクセルシリーズとICEBOXシリーズの性能が同じなら、ICEBOXの方が定価安いじゃん!とも思ったんですけど、実際のAmazonなんかの値段を見てみると、フィクセルはシマノの定番シリーズだからか、定価から2~3割安くなってて、それだとICEBOXの定価と同等かそれ以下になるんですよね。だからICEBOXが高騰していればむしろフィクセルの方が割安感があります。

あとは何泊するかで決めた

と言う事で、僕は『ICEBOX』ではなくて『フィクセル』にしようと思ったわけですが、あとは自分が何泊することが多いのか、あとは色ですね。

先ほども言った通り僕は9割のキャンプが1泊2日で、時々2泊することがあるくらいです。

それを踏まえて、更には仮にフィクセルとICEBOXの性能が同じとして、というかフィクセルの方が定価が高いので最低でも同じだろうと考えてICEBOX(22L)の『最大氷保持期間』の表を引用すると

グレード 最大氷保持期間
PRO(ウルトラプレミアム?) 6.5日
EL(リミテッド?) 4.5日
ST(ベイシス?) 3.5日
VL(ライト?) 3.0日

2泊までしかしないなら『ベイシス』で十分ではないか?という結論に至ったわけです。

もちろん、この表は*容量比40%の氷をクーラーボックスに入れて30℃9時間、20℃15時間を1日とした時のデータらしいので、実際はもっと短くなると思いますが、まぁ半分に見積もって2日目の朝まで氷ガンガン残ってるとは行かずとも『ヒンヤリ』はしてるだろうと予想したわけです。

ここまでが僕が『シマノ』の『フィクセル・ベイシス 22L』を選んだ経緯になので、参考になれば嬉しいです。

今回の動画は以上になりますが、実際の性能比較については別動画でまとめる予定なので、宜しければチャンネル登録と、『参考になった』と思った方は👍ボタンを押して頂けると嬉しいです。

それではまた、動画でお会いしましょう。

亀ちゃんの外あそび

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『こんな田舎出て行ってやる』と一度は富山を出たものの、その魅力を再認識しUターン移住した管理人が、富山のアウトドアライフに関する知識や情報を発信しているブログです。

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